株式会社古川建材工業

株式会社古川建材工業・株式会社太建砂興産 代表取締役 古川善博 中津川市出身
土木原材料を取り扱う事業を中心に、10tダンプトラックを使用して、砂利や採石物の輸送業務と、土木工事では県市の公共工事、民間・下請工事を行う(株)古川建材工業の経営。 また、木曽川にて砂利・砂を採取し、選別・加工した製品を生産・販売を行っている(株)太建砂興産を経営する古川社長にお話をお伺いしました。

 

「先代の背中を見続け、未来への成長を目指す」

始まりは1台のダンプ

株式会社古川建材工業は創業当時、先代が1台のダンプで始めた会社です。 時代と共に会社も成長していき、事業を拡大させていきます。 令和2年6月に先代から古川社長へ社長交代のバトンが渡されました。

「弊社は僕が生まれた年に先代の社長が、ダンプ1台で起業した会社になります。 幼少期は皆さんにも話していますが、本当に貧乏でした。当時住んでいた家は、大雨が降った時とか屋根が抜けて、教科書体にから全部水浸しになるくらい、本当にボロボロな家に住んでいました。
ダンプ1台から始めた会社が、3台に増え、新たに土木工事業も始め、会社成長の兆しが見えてきた時、私は工業高校の建設工学科に入学しました。
その時、先代から『今後は土木工事の公共工事が伸びるという話があるから、お前はその路線で勉強してこい』という話がありました。
高校卒業後、現場管理・監督ができるように、多治見市の会社で何年間か修行をさせていただきました。 25歳の時に上矢作で災害があり、どうしても仕事が回らないから頼むから帰ってきてくれと言われ、修行先の多治見から中津川市に戻りました。
その後、中津川市の公共工事を元請けで受注できるようになる中で、徐々に仕事の数も増えて県からの工事依頼も受注できる段階に進んでいきました。」

事業を背負うプレッシャー

幼少期から会社を作り上げていく先代の姿を近くで見てきたので、いずれは自分が継いでいくのだろう、と幼少期から思っていたそうです。
しかし、その時が来ると自分が引き継ぐものはかなり大きなものだと感じたそうです。
古川社長に、その当時の気持ちを詳しくお伺いしました。

「社長交代は3年前に、先代から話を受けていましたが、いざ社長交代の話をされた時は、先代が作り上げたものがものすごく大きいので、この大きな会社を背負うっていうことが本当怖かったです。
1代で会社をここまで大きくしてしまうことって自分ではなかなか想像できないので、先代との差を感じた時のプレッシャーが大きかったです。」

経営者たちの智慧に触れ、新たな視点で未来を見つめる

誰しも事業を引き継ぐ立場になった時、プレッシャーで逃げ出してしまいそうになると思います。 そんな時、古川社長はどのような事がきっかけで就任を決意したのでしょうか。

「私自身が青年会議所で14年間活動している中で、同年代の人や、年上の経営者の方達とお話をする機会が多くて、その方達と話をしていると自分ってちっちゃいなって思うことがあり、いつか先輩社長のようになってみたいなっていう願望が自分の中に芽生えました。
社長のプレッシャーもありましたが、周りの経営者の方達のように自分もしっかりとした経営者になりたい、負けたくないっていう気持ちになれたことが大きかったです。」

地元を愛し、建築で未来を創る

「社長就任した時、地域に信頼される企業を目指すことを僕の中の目標としました。
例えば災害があった時など、何か起きた時に一番先に現場に駆けつけて復旧活動をしたいです。やっぱり地域の皆さんから、古川さんのところなら、大丈夫だよねって思ってもらえる会社になりたいです。
まだ古川建材工業は、企業と呼ばれるような規模ではないので、地域に信頼される企業になれるように日々努力していきます。」

人との出会いが自分を成長させる

「インターネットで簡単にやり取りができてしまう現在で、人と直接会って話をして、語り合うことってすごく少なくなっていると思います。
私が今まで経験した中で、人といろんな話をすることが自分自身の成長に繋がってきたと思います。スマホで済ませるのではなく、実際に人と会って色々な話をして欲しいなと思います。」

基本情報
会社名 株式会社古川建材工業
代表者名 古川 善博
所在地 〒509-9132 岐阜県中津川市茄子川1683-51
TEL/FAX TEL:0573-68-5686 / FAX:0573-68-5494
業務内容 建設骨材(砕石・砂・砂利・山砂等)小売販売
建設副産物(コンクリート・アスファルト)の中間処理
一般貨物自動車運送事業
一般土木工事請負
公式サイト https://furukawa-kk.com

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